2日目
強行軍だった。
今にして思えば、ご来光を山頂で・・・という考えがハラさんにはあったと思う
リタイヤなし! 凄い(パチパチ)
寒い中、点呼を取って出発
しかし、思っていた以上に大変だった。
昼間に岩場を登るのにあんなに苦労したのに
真夜中自分のヘッドライトの明かりと、前の人に付いて行く行程
その上、ご来光を山頂で向かえようとするツアーや個人の人達で渋滞
登るだけでも大変で必死
腹式呼吸も思うようにできない・・
昼間のより早いペースで、休憩も水補給はする位の時間しかなかった
邪魔にならない所で縦長になって寄りかかる感じの休憩
段々調子が悪くなってきた。
何人かが気持ちが悪くなっていて、
1人で参加の60歳代の男性が何度も立ち止まり、吐いていた。
その度に休めるので申し訳ないけど助かった。
月が満月で綺麗だった。
下界が幻想的だった。
登頂する人達のヘッドライトがとても綺麗だった。
と・・・見るのが精一杯。
写真を撮る気持ちの余裕なし!
目の前の岩場を登る事しかできないしやりたくない。
9合目を過ぎた辺りで吐く寸前まで行ったが、人がたくさんいて我慢してしまった
吐いていれば楽になったと思うのに・・・なぜか我慢しちゃった。
昨日とは逆で、私がヨレヨレだったので秀さんが、頑張れと後押ししてくれていたが
秀さんも9.5合目位で一気に吐気に襲われた。
ぼろ雑巾のような私
それでも、ゆっくり一歩一歩登り、山頂。
横になりたい位つらい吐気の中、2人で手をつないで登頂!
力ない声で「やったぁ」 と。
気持ちも体も殆ど死んでるのに、ご来光を見なきゃの義務感!?
15分位待って感動のご来光
手を合わせた。でも気持ち悪い・・・・
本当はもっともっと神々しい感じのご来光でした
写真もろくに撮っていないと言うより気力がない
写真好きな秀さんが私より症状が重くなってそれどころじゃない様子
そして集合場所の山小屋に
この後は2時間かけてのお鉢巡り
とてもじゃないが、もう動きたくないので山小屋で待機を選択した
24名の内11名は山小屋に居たと思う
添乗員さんも高山病でリタイア・・皆な辛いのによく頑張ったね
30分ほど休んで、あまりに寒かったので豚汁800円なりを注文
2人で食べた。
気持ちは悪かったけど、とっても美味しかった。
山小屋の中には外国の方が物凄く多くて、
私の隣ではフランス語が聞こえていた。
そして「味噌ラーメン」とフランスなまりの日本語(何のこっちゃ)で注文し
すすらずに、でも幸せそうな顔して食べていた。
見かけた外国の方は殆ど、味噌か醤油ラーメンを注文していた。
具合悪いのに、よく観察してました・・
お鉢巡りを待っている間、座っていても、横になっても気持ちが悪い。
いっそ吐いてしまえば、と思って200円でトイレに
またしても吐けなかった。
が、張り紙が「トイレでは吐しゃしないで下さい」と・・・
その後、全く動きたくない秀さんを残し、釜を見に行く。
フラフラしていたので落ちそうで恐かった。
その上大きかったし
動いたので益々気持ち悪くなってしまったが、強迫観念のように浅間大社にも向かって
1枚だけ写真を撮った
そしてお鉢巡りの人達も戻り下山となる
早く帰りたいよ・・・
須走りの下山道は砂ぼこりが凄いとの事
マスクに日差しよけのタオルで完全防備
降った!2ターンして休憩のパターンながら降った!
もう大分下に下りたのかと思ったら、
ハラさんが下に見えるのが昨日の太子館ですの説明
えー!まだ8合目に行ってないんだ・・・ため息フゥ~
噂には聞いていたが、これが降りか・・恐るべし
ブルドーザーも2回かわした
その内に膝が痛くて大幅に遅れる人が出たり
吐いたり、転んで足を痛める人が出たりした。
とにかく遮るものがない所の炎天下
暑いし、寝不足だし、高山病だしと3パンチ
皆ながグロッキー
膝を痛めた人は最終的に皆なに迷惑がかかるとして、馬で帰る選択をした。
時間にして後1時間位の距離で2万円。
体もお財布も大変でした。
そして私達はさらに降る。
降る、くだる、クダル、下る・・・・・・・。
靴もスパッツもザックも何もかも砂だらけになりながら降った。
6合目に来た時はもう地面に寝転んだ
荷物は軽くなるどころか持ち帰るゴミも含めて重くなった
歩きながら、ザックの中身の何が多かったのか考えたりした。
そして最後に登り・・・信じられない
夢遊病者のように歩いて、見えたゴール
またも手をつないでお疲れ様・・・でもまだ気持ちわる~
なんだか開放されたように安心した
そして皆なで集まり、よく頑張りましたと拍手
これもガイドのハラさんのおかげ
大きな声で元気よく的確な指示。
そして2時からまた登るとの事、恐るべし!
レストハウスに行き、身なりを整える
顔、腕、鼻の中、耳、全て真っ黒で髪はバリバリ
拭いたり洗ったりして簡単な昼食をとる
ソフトクリームも食べた・・・治ったの?
そして睡眠客を乗せたバスは一路家路に
普段全く体を動かさず、この為に体力もつけなかった。
長野県出身の私は高校生の頃に課外授業で白馬に登山したような・・
それ以来の山登り
何のために登るの?
頭痛くなるから絶対に無理、やめなさい。
など、誰もが普段の私を見ていればマイナスの要因しか浮かばない
登っている時も、なんでこんなに苦しいのに頑張るの?
と、自分に問いかけてみたけど
やっぱり、登るからには頂上まで、下山も人に頼らずに・・
頑張ってみたかった・・・。
本当に、頭痛持ちでありながらよく頑張ったと思います。
それも日本一の富士山!
登れて良かった・・・自分が誇りに思えます(すみません)
そして、今、超筋肉痛です。 アタック前
アタック後
強行軍だった。
今にして思えば、ご来光を山頂で・・・という考えがハラさんにはあったと思う
リタイヤなし! 凄い(パチパチ)
寒い中、点呼を取って出発
しかし、思っていた以上に大変だった。
昼間に岩場を登るのにあんなに苦労したのに
真夜中自分のヘッドライトの明かりと、前の人に付いて行く行程
その上、ご来光を山頂で向かえようとするツアーや個人の人達で渋滞
登るだけでも大変で必死
腹式呼吸も思うようにできない・・
昼間のより早いペースで、休憩も水補給はする位の時間しかなかった
邪魔にならない所で縦長になって寄りかかる感じの休憩
段々調子が悪くなってきた。
何人かが気持ちが悪くなっていて、
1人で参加の60歳代の男性が何度も立ち止まり、吐いていた。
その度に休めるので申し訳ないけど助かった。
月が満月で綺麗だった。
下界が幻想的だった。
登頂する人達のヘッドライトがとても綺麗だった。
と・・・見るのが精一杯。
写真を撮る気持ちの余裕なし!
目の前の岩場を登る事しかできないしやりたくない。
9合目を過ぎた辺りで吐く寸前まで行ったが、人がたくさんいて我慢してしまった
吐いていれば楽になったと思うのに・・・なぜか我慢しちゃった。
昨日とは逆で、私がヨレヨレだったので秀さんが、頑張れと後押ししてくれていたが
秀さんも9.5合目位で一気に吐気に襲われた。
ぼろ雑巾のような私
それでも、ゆっくり一歩一歩登り、山頂。
横になりたい位つらい吐気の中、2人で手をつないで登頂!
力ない声で「やったぁ」 と。
気持ちも体も殆ど死んでるのに、ご来光を見なきゃの義務感!?
15分位待って感動のご来光
手を合わせた。でも気持ち悪い・・・・
本当はもっともっと神々しい感じのご来光でした
写真もろくに撮っていないと言うより気力がない
写真好きな秀さんが私より症状が重くなってそれどころじゃない様子
そして集合場所の山小屋に
この後は2時間かけてのお鉢巡り
とてもじゃないが、もう動きたくないので山小屋で待機を選択した
24名の内11名は山小屋に居たと思う
添乗員さんも高山病でリタイア・・皆な辛いのによく頑張ったね
30分ほど休んで、あまりに寒かったので豚汁800円なりを注文
2人で食べた。
気持ちは悪かったけど、とっても美味しかった。
山小屋の中には外国の方が物凄く多くて、
私の隣ではフランス語が聞こえていた。
そして「味噌ラーメン」とフランスなまりの日本語(何のこっちゃ)で注文し
すすらずに、でも幸せそうな顔して食べていた。
見かけた外国の方は殆ど、味噌か醤油ラーメンを注文していた。
具合悪いのに、よく観察してました・・
お鉢巡りを待っている間、座っていても、横になっても気持ちが悪い。
いっそ吐いてしまえば、と思って200円でトイレに
またしても吐けなかった。
が、張り紙が「トイレでは吐しゃしないで下さい」と・・・
その後、全く動きたくない秀さんを残し、釜を見に行く。
フラフラしていたので落ちそうで恐かった。
その上大きかったし
動いたので益々気持ち悪くなってしまったが、強迫観念のように浅間大社にも向かって
1枚だけ写真を撮った
そしてお鉢巡りの人達も戻り下山となる
早く帰りたいよ・・・
須走りの下山道は砂ぼこりが凄いとの事
マスクに日差しよけのタオルで完全防備
降った!2ターンして休憩のパターンながら降った!
もう大分下に下りたのかと思ったら、
ハラさんが下に見えるのが昨日の太子館ですの説明
えー!まだ8合目に行ってないんだ・・・ため息フゥ~
噂には聞いていたが、これが降りか・・恐るべし
ブルドーザーも2回かわした
その内に膝が痛くて大幅に遅れる人が出たり
吐いたり、転んで足を痛める人が出たりした。
とにかく遮るものがない所の炎天下
暑いし、寝不足だし、高山病だしと3パンチ
皆ながグロッキー
膝を痛めた人は最終的に皆なに迷惑がかかるとして、馬で帰る選択をした。
時間にして後1時間位の距離で2万円。
体もお財布も大変でした。
そして私達はさらに降る。
降る、くだる、クダル、下る・・・・・・・。
靴もスパッツもザックも何もかも砂だらけになりながら降った。
6合目に来た時はもう地面に寝転んだ
荷物は軽くなるどころか持ち帰るゴミも含めて重くなった
歩きながら、ザックの中身の何が多かったのか考えたりした。
そして最後に登り・・・信じられない
夢遊病者のように歩いて、見えたゴール
またも手をつないでお疲れ様・・・でもまだ気持ちわる~
なんだか開放されたように安心した
そして皆なで集まり、よく頑張りましたと拍手
これもガイドのハラさんのおかげ
大きな声で元気よく的確な指示。
そして2時からまた登るとの事、恐るべし!
レストハウスに行き、身なりを整える
顔、腕、鼻の中、耳、全て真っ黒で髪はバリバリ
拭いたり洗ったりして簡単な昼食をとる
ソフトクリームも食べた・・・治ったの?
そして睡眠客を乗せたバスは一路家路に
普段全く体を動かさず、この為に体力もつけなかった。
長野県出身の私は高校生の頃に課外授業で白馬に登山したような・・
それ以来の山登り
何のために登るの?
頭痛くなるから絶対に無理、やめなさい。
など、誰もが普段の私を見ていればマイナスの要因しか浮かばない
登っている時も、なんでこんなに苦しいのに頑張るの?
と、自分に問いかけてみたけど
やっぱり、登るからには頂上まで、下山も人に頼らずに・・
頑張ってみたかった・・・。
本当に、頭痛持ちでありながらよく頑張ったと思います。
それも日本一の富士山!
登れて良かった・・・自分が誇りに思えます(すみません)
そして、今、超筋肉痛です。 アタック前
アタック後
by tumuazu
| 2008-07-21 03:22
| 富士登山